ロケットラーメン

昭和30年代から40年代にかけて存在した袋入りインスタントラーメン『ロケットラーメン』に関する情報を集める為にこのサイトを作りました。
ネット検索をしていても、メーカー名や販売地域は勿論、パッケージデザインさえ正確な情報が得られません。
ネット上で収集した情報を散逸してしまう前にここに記録し、また新たな情報を追加して行き、行く行くは忘れ去られつつあるロケットラーメンの全貌を明らかに出来ればと考えています。
以前、日清食品創業者の安藤百福氏が会長を務めた日本即席食品工業協会などに問い合わせた所、『会員の中にはロケットラーメンの事をボンヤリと記憶している人が居たものの、会の記録には何も残っていない。食品協会などに所属していない地方メーカーの商品だったのでは?』と言うお答えを頂きました。
ほんの40年ほど前に確実に存在したはずの物の情報が、これほど集まり難いのも珍しい事ではないでしょうか。
当時、製造や販売に関係していた人も結構なお歳に成っているでしょうし、食べていた方もだいぶ記憶が薄らいで来ています。
袋入りインスタントラーメン『ロケットラーメン』に関する事ならどのような情報でもお寄せ頂ければと思います。

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有力情報
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有力情報
     ネット上からかき集めた、ロケットラーメンの実体を炙りだす可能性のある情報を収集
パッケージデザイン
     遠い記憶を辿って… ラーメン袋の絵柄
販売エリア
     販売されていたエリアを地図で確認

ロケットラーメンに関する情報をお持ちの方。 どうか出し惜しみをせずにご協力をお願い致します。
お寄せ頂いた内容は、特に断り書きが無い限りここで公開させて頂きます事を予めご了承下さい
勿論、メールアドレスなど個人情報は公開いたしません
                    ロケットラーメン掲示板 http://rocket-noodles.8.bbs.fc2.com/
                    MAIL … rocket-noodles2008@mail.goo.ne.jp



管理人の記憶

ロケットラーメンは、近所の婆さんが一人でやっている雑貨や食料品や駄菓子が雑然と並ぶ小さな店先に並んでいました。
店の出入り口にはテント地の日除けがあり、婆さんが陽射の具合に合わせて、金属の棒を車のジャッキのようにクルクル回して上下させたり伸縮させたりしていました。
緑と赤の大きな水玉模様が描かれてある明治アイスクリームの冷蔵庫がガラス越しに見えていました。
水が張られて糸コンなどが入れられた一斗缶が店先にあり、ロケットラーメンはその近くに目玉商品のように堂々と置かれていました。
昭和34年生まれの管理人は、幼稚園に入る前辺りから小学校低学年辺りまで目にしていましたが、いつの間にか消えていました。
当時、どこの家庭でも普通に食べていたはずなのに、家族や知人に訊いても誰も覚えていません。
ロケットラーメンの事は私自身すっかり忘れていましたが、10年ほど前にふと思い出し時々検索していましたが、有効な情報は何一つ見当たりません。 実に不思議なラーメンです。
おぼろげな記憶ですが、袋にはロケットにまたがり片手を挙げている少年が描かれていたように思います。
少年はヘルメットは不着用。 ロケットからは炎等の噴射無し。 麺が見える小窓が有ったように記憶しています。
少年がロケットにまたがると言うSFチックな発想の割りには、全体的に活気が無く、デザインにもネーミングにも必然性が余り感じられず、「この子は何をしに宇宙に出て来たんだべ…?」と子供心に思っていました。
味も匂いもかなり化学的で、食品と言うよりは工業製品と言う感じの物でした。 でも、とても美味かった記憶があります。
ズスッと啜ってハフ〜ンと鼻に抜ける時のその人工の極み的な香りは今でも鼻の奥の方に思い出します。
なんせ終戦から20年位で、売春防止法から10年チョッとで、チクロが使用禁止なった頃の話ですから、けっこう体に良くない物が入っていたのではないでしょうか。
ロングランヒットを誇る明星チャルメラも、当時と今の物では味も香りもずいぶん違うように思えます。 基本的な部分は引き継いではいるものの、昔のあの何とも言えない化学の香りは無くなっています。
凡そ口にする物は、酒や煙草や昔のインスタントラーメンのように、少し体に悪い位の方が美味いのかも知れません。



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